2006年12月31日日曜日

Tool:時計とカレンダー










初めてツールの紹介です。
WilcomのPHS WS007SHは気に入っているのですが、携帯と比べると時計が小さかったり、カレンダー表示がなかったりで、不便な面もあります。
Webで探すとやはりというか、ちゃんとフリーウェアで作ってくれている人がいました。
見栄えもよく、この二つはお勧めです。

待ち受け画面に大きな時計を表示したいなら「CustomClock」

http://www.dream-seed.com/weblog/archives/2006/09/customclock_4/

待ち受け画面にカレンダーを表示したいなら「カレンダー for ポケP」


http://home.comcast.net/~cheezsj/

2006年12月24日日曜日

女はなぜ突然怒り出すのか?

今日はクリスマスイブ、ということでケーキやブロイラーが大売出しです。
酒飲みで肉嫌いの私としては、つまみにもならないこれらを特売されることは大いに迷惑です。
沢山あるクリスマスを舞台にした話のなかで、ディケンズのクリスマス・キャロルは傑作です。
今夜はそんな幽霊が出てきて、自分の未来を見させてくれるといいな、と思ってます。
もっとも、未来は自分で決めるもので、もう誰と過ごすかは決めていますが。。。


女はなぜ突然怒り出すのか?



女はなぜ突然怒り出すのか? (新書)
姫野 友美
















この手の心理本はついつい買ってしまいます。
女が「私の話を聞いてくれない」と怒り出すのはなぜか?
解決を求めているのではないのです、ただ共感して欲しいと言うことで、「なるほど」「わかるよ」「それは大変だったね」と相槌を打つことが秘訣です。
来日したリチャード・ギアは「夫婦円満の秘訣は?」と聞かれて、「妻の愚痴を聞くこと」と答えてました。

女をほめることはとても大切なこと!
存在価値が女性にとっての一大事です。人に対する優越感、とくに私は選ばれたんだということが大切です。

買い物や化粧に関心が強いのは?
オンドリ効果とは、オンドリは一日60回交尾可能だが、同じメスとは5回が限度と言うことです。
つまり、人間のメスは服装・髪型・化粧で違うメスを演じてオスをひきつけているのです。
これがサルだと更年期がないため、必ずしも若い方がもてることはない、という有利さがあります。

わかっていても、演じることはなかなか難しいものです。

アカシア

携帯電話のWilcom WS007SHは、機能がありすぎてなかなか使いこなせない点が難点です。
今回、ソフトのバージョンアップがあったようで、なんと名刺を読み取って連絡帳に保存する機能が追加されていました。
もっとも連絡帳に保存する部分は有料で5250円と高値のため、どうしようか考え中です。
メニュー画面も不在電話や不在メールがあったときだけ、表示されるように改善されていて、良くなった感じがします。

今日の本:辻仁成は以前気に入って読んでいたので、また図書館から借りてきました。
アカシア
アカシア 辻 仁成

短篇5作品で、「アカシア」がメインのようです。
キャンプへ行く途中ゲリラに襲われて命からがら逃げた結果、原住民とともにすごすことになった医者の話です。
原住民の生活には時間の概念がないという点が新鮮でした。

でも、この作品より「ポスト」のほうが印象的です。
郵便局の窓口を担当している男は、ある日自分をじっと見つめる女性に気づきます。
そしてその女性はいつも決まった時間に同じ場所で男を見つめていました。
いつのまにか周りからは再婚した新しい奥さんが、会いたくてきているといううわさになったいます。
男は否定し、女を無視しようとしますが、女の行為は続きます。
いつの間にか、そんな状態が普通になってきたとき、数日女が姿を見せなくなります。
ある日、所長室によばれ、警察から女が事故死したので夫として確認して欲しいと言われます。
警察で女の死体を確認した男は、「私の妻です。」と答えます。

ストーカーされるという不気味な要素と、いつしかそれが自然になっていく人間の適応力が見えます。
結局、男と女は一度も会話していません。
女にとってはその程度の関係が幸せだったのでしょう。
女が外見的にもう少し魅力があると別の展開になっていくわけで、なんとも微妙です。
自分が男だったら、探偵社でも頼んでさっさと解決方法を探るでしょうから、こんな小説はできないと思われます。

2006年12月23日土曜日

EQマネージャー

外資系の会社は社員教育、特に管理職教育に熱心です。
会社はなんと言っても人財によって成り立っている、ということの表れのようで、前の半導体会社では、会社に拘束されている時間のうち2割はスキルアップに使え、と言われたものです。
ということで、今回はEQのトレーニングが管理職を対象として実施されました。
事前の調査票により自分の性格分析がなされており、それに基づいてどう改善していくか、というものですが、気分は占い診断を受けているような感じで、結構楽しめました。


EQマネージャー



EQマネージャー (単行本)
デイビッド・R・カルーソ (著), ピーター・サロベイ (著), 渡辺 徹 (翻訳)














EQは1996年にダニエル・ゴールマンが「EQ こころの知能指数」という本を発行して一躍知れ渡りました。
従来の指標だったIQの高い人が必ずしも社会で成功しない、ということを調査した結果、感情(Emotion)という要素が大きく影響しているという説です。
本来は、EI(Emotional Intelligence)ですが、IQと対象されて、EQ(Emotional Quotient:感情指数)という呼び方が有名になりました。
仕事や人生の成功には感情が大きく寄与しています。
例えば、その場の雰囲気が読めない人、他人の感情に気を配らない人はいくら頭が良くてもうまくチーム作業ができないことなどです。
自分の強み、弱みを知って、どのように補完していくか、といったあたりがテーマです。
おもしろいツールですが、どこまで真剣に自己改革に取り組むかは疑問なところです。



EQ―こころの知能指数



EQ―こころの知能指数 (文庫)
ダニエル ゴールマン

2006年12月18日月曜日

モルヒネ

世の中にはネットワーク人間とスタンドアローン人間がいます。
どちらかといえば人とのつながりを大切にして持ちつ持たれつ協力しながら仕事をしたり、趣味を楽しんだり、がネットワーク型。
一人アトリエに閉じこもる芸術家はスタンドアローン型でしょうか。
私は会社人間ですが、どちらかといえばスタンドアローンです。
ネットワークのねばねば感がなんとも苦手です。
ねばねばの中で楽しんでいる友人をみるとなんとも尊敬のまなざしです。

今日の本:結末は予想通りでしたが、前半は胸が痛くなりました。
モルヒネ
モルヒネ 安達 千夏

真紀は幼いころ母親が死に、姉が父親の暴力による怪我がもとでなくなる。
ある日姉が起きないことに気づいた幼かった真紀は、「早紀ちゃん、寒いの?」などと言いながら無邪気に姉を起こそうとする。
医者の幼女となった真紀は医者になる。
勤めているホスピスの院長と婚約が決まっているが、ある日入院してきた昔の恋人ヒデに再会する。
ヒデはモルヒネを求めたが、真紀は常識で断った。
末期のヒデに誘われ、アムステルダムに同行する真紀だが、途中でヒデはいなくなり、一人帰国する。
そして、母と姉の呪縛から開放された真紀は、婚約者の院長に全てを話そうと思った。

死んでいる姉をだだ調子が悪くて起きないだけと考えて、一生懸命介抱する真紀の記述は胸に迫ります。
父親といい、昔の恋人ヒデといい、ろくな男にめぐり合わない人生は気の毒な限りです。
しかし、普通のストーリーならヒデに入れ込んでしまうパターンですが、この本では、ヒデは途中でいなくなり、婚約者との未来に無事戻ってきます。
そんな最後はちょっと拍子抜けのホッと感でした。

2006年12月15日金曜日

瑤泉院

12月14日といえば赤穂浪士の討ち入りです。
この物語を最初に知ったのは小学生のころ、
土曜日学校から戻ると、NHKの大河ドラマ「赤穂浪士」の討ち入りのシーンを母が見入っていて、一緒に見たことが最初fです。
大仏次郎版の子供用を買ってもらい、じっくり読みました。
その後、テレビ、映画、本とたいていのものは見てきました。
中でも「四十七人の刺客」は発想の転換で、非常に面白かったので未だに座右の書です。
以前は、この日になるとテレビでも必ず関係作品をやったものですが、最近は下火のようです。
長く会社員をやっていると、1年以上も同士の心をつなぎとめた大石内蔵助はすばらしいと思います。
同時に女遊びはうらやましい限りです。

今日の本:瑤泉院が影の首謀者ということですが中身は普通の忠臣蔵でした。
瑤泉院―忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利
瑤泉院―忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利 湯川 裕光

作者の意図は、瑤泉院が影の首謀者としたかったようです。
確かに勅旨供応役で吉良とうまくコミュニケーションが取れてないことをしって影で根回ししたり、賢く気高い女性として描かれています。
ただ、本筋は過去の忠臣蔵、赤穂浪士をほぼ踏襲しており、珍しさはありません。
吉良邸の絵図面入手の話は各作品で出てきますが、本書は実は毛利小平太が大工の娘に近づき、でもその娘を裏切れなくて絵図面の入手と引き換えに討ち入りをあきらめるというストーリーです。
この話が本当だとうれしい。
他の作品のように欲しいものが手に入ったらさようなら、というあまりにも相手の娘に無礼な話は勘弁して欲しいからです。

この本はあまりお勧めではありませんが、稲盛いずみの
瑤泉院はみたいので、1月2日のTVドラマは見るつもりです。

2006年12月13日水曜日

男の品格

  
うちの会社は200名弱の規模ですが、どういうわけか30代独身女性がごろごろいます。
対照的に男性は数えるほどです。
そういう意味では女性にとって魅力ある職場とはいえないようです。
でも、年下とはいえじっくり観察すると食指がうごかない感じです。
こう考えてみると若いころの結婚は勢いで、年をとって冷静になってきたように思うわけです。
素敵な女性は、人生でひとり出会えれば十分です。

今日の本:あるべき論です。そしてこうありたいと思います。
男の品格―気高く、そして潔く
男の品格―気高く、そして潔く 川北 義則

気に入った内容を抜き出してみます。
フロー理論:ボーとしたくつろいだ状態で、このとき仕事をすると最大の力が発揮できる。
どうしたら、フロー状態になれるか?・・・答えは遊び心、やらされているのではなく、進んでやっている
看板モデルの条件は私生活こそが大切、豊かで幸せな人生は容姿の向こうに透けて見える。

「恩恵は小出しに、加害は一気に」(マキャベリの君主論)
時々は温泉に連れて行く努力が必要、でも定年を見計らって離婚するなどの加害は一気に来る

理想のオヤジ(中村うさぎ)
1.媚びない(徒党を組まない)
2.愚痴らない(自分を憐れまない)
3.威張らない(ただし、いい事ははっきり言う)

「恋愛は他人の女とするものだ」(作家 百瀬博教)

趣味はまず味わうのが先決!
淀川長治さんほどわれわれに「思わず見たくなるような映画解説」をしてくれた人はいない。

不良であることの七か条
1.自由でやんちゃで無頼なるものをいう。
2.文化的素養を持つものでなければならない。
3.お洒落で我がスタイルを持っていなければならない。
4.色香をもち、女がうっとりしなければならない。
5.「破滅性」をはらんでいる者の事を言う。
6.「少年っぽさ」を持ち続ける者のことを言う。
7.都会的で優しさを持ち合わせていなければならない。

結局男の品格はどれだけ好きなように生きているかによって評価されるものだと思う。
そしてその評価を気にしないことが品格を高めている。

2006年12月9日土曜日

世界の日本人ジョーク集

近くの駅で盲導犬の募金活動をやっていました。
年末になるとこの街頭募金活動というやつが増えてきます。
実はこの手の募金はしたことがありませんし、むしろ存在自体があまり好きではありません。

昔、ある寺に多額の寄付をした人がいました。
その寺の住職で有名な高僧はそれを聞いて「あ、そう」
その人はむっとして、「お礼くらい言ったらどうですか?」
高僧は、「あなたが、いいことをするのに、なんで私がお礼を言うのですか?」

寄付とか募金とかは、自己満足の行為と思います。
だからそんな気のない人にとっては無視していいはずですが、寄付しないお前は情がない、などと脅迫されているようで、うざったい限りです。

では、どんな寄付がいいのでしょうか?
結局、多くの凡人は自己満足だけでなく名誉欲もあるわけで、寺や祭りでの寄進のように寄付した人の名前がでかでかと表示されること、そしてその行為を盛んに感謝してくれる人がいることが必要です。
そんなシステムができたら、少しは寄付を考えようかと思います。

今日の本:どこかで聞いたものがほとんどですが、面白いものもあります。
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 早坂 隆

日本人はお金持ち、という認識は相変わらず強いようです。

・何をしたい?
 学びたいのならロンドンに行け!
 食べたいのならパリへ行け!
 着たいのならミラノへ行け!
 聴きたいのならウィーンへ行け!
 踊りたいのならリオデジャネイロへ行け!
 稼ぎたいのなら東京へ行け!
 死にたいのならバグダットへ行け!

次の日本女性評価は過去のものになりつつあるようですが。。。

・人生における最高の生活とは?
 アメリカで給料をもらい、イギリスの住宅に住み、中国人のコックを雇い、日本人を妻にすること
・では、最低の生活は?
 中国で給料をもらい、日本の住宅に住み、イギリス人のコックを雇い、アメリカ人を妻にすること

これも昔読んだものの発展形
・無人島に男二人、女一人となった場合、
 イタリア人・・・男二人が女一人をめぐり争う
 ドイツ人・・・女は男の一人と結婚し、もう一人が戸籍係を勤める
 フランス人・・・女は男の一人と結婚し、もう一人と浮気した
 アメリカ人・・・女は男の一人と結婚し子どもが生まれ、その後離婚して、親権訴訟のためもう一人の男に弁護士役を頼んだ
 オランダ人・・・男二人はゲイ、女は無視された
 日本人・・・男二人は女の扱いについてトウキョウの本社に携帯電話で聞いた
 ブラジル人・・・三人で楽しそうにカーニバルを続けた
 ロシア人・・・女は愛していないほうと結婚し、三人とも果てしなく嘆き悲しんだ

内容はともかく日本人が世界で話題になるだけでも進歩だと思います。

2006年12月6日水曜日

7月24日通り

  
私の仕事は月単位の報告が社内外に多いため、月初の数日が過ぎると少し余裕が出てきて、何か新しいことを、などと考える日が始まります。
そんな日々がないとルーチンだけでは仕事なんて楽しめません。

今日の本:映画にまでなるような内容とも思いませんが、まあまあ日常的なストーリーです。
7月24日通り
7月24日通り 吉田 修一
本田小百合は地味な普通のOL
故郷長崎をポルトガルのリスボンの地名に置き換えて日常を楽しんでいる
同窓会があった
憧れだった聡史にあってつかの間の恋に浸る小百合
でも聡史のほうは、もう人妻となった亜紀子に興味が。。。
唯一の自慢だった弟が地味な彼女と一緒になることになって、小百合の何かが変わった
そして、一度くらいちゃんと間違ったことをしてみようと、東京にいる聡史に会いに行く

「間違えないようにと、じっと動かずにいるよりも、間違えて泣いてもいいから、ここから動き出してみようと思った」
人生なんてそんなものだと思う
泣くのが怖くて、何もできない、逃げてきたことが沢山ある
あるとき、ふと自分の人生ってなんなんだろう、と考えたときに、やり残した大切なことに気づく
「ここから動き出してみよう!」
いい言葉だと思います。

2006年12月5日火曜日

地下鉄に乗って

  
インドネシアからエンジニアが来ていました。
適当な英語も最近気にならなくて、適当に会話しています。
考えてみると、異国で必死に情報収集しようとしている先方は気の毒です。
でも、コミュニケーションの半分は相手の責任ですから、知ったことではありません。


今日の本:映画化されていますが、なんか斬新さがありません。
地下鉄(メトロ)に乗って
地下鉄(メトロ)に乗って 浅田 次郎

ある日地下鉄の駅を出ようとするとそこは昭和初期にタイムスリップした場所だった。
そこで主人公、真次は、地下鉄に飛び込み自殺をした兄を救おうとし、なぜ兄が自殺を選んだかを知る。
暴君の独裁者だった父の青年時代を知り、いつの間にかその出世を助ける。
今の女房や子どもたちと別れても一緒になりたいと思っていた同僚のみち子は、実は腹違いの妹だった。
いっしょに行ったタイムトリップの世界で、母親と出合ったみち子は故意かどうか、母親のお腹の子を流産させてしまい、この世からいなくなる。
みち子を失った真次は危篤状態の父親と和解することもなく、でも父親と同じように生きることにする。

ありきたりのタイムトリップの物語なので新鮮味がありません。
これならドラえもんのほうがストーリーとして上のように思います。
でも、わかりきっているから読み進むという、水戸黄門効果はあるようです。

ということで、映画まで見る気はありませんが、ビデオになったら借りるぐらいは考えています。
はっきり言って浅田次郎は真剣なストーリーより、プリズンホテル などのむちゃくちゃのほうが楽しめます。

2006年12月2日土曜日

月の扉

  
一気に読んでしまうような本に会えた時の喜びは、仕事がうまく片付いたときの喜びに似ています。
今日の本は本屋で第一位を続けていたので気になっていました。
期待を裏切られなかったことに感謝しています。

ところで、メインバンクの変更を画策しています。
現在はシティバンク、外資系に移ったときにATM手数料無料などが気に入って使用していました。
ところが、ここの家賃を含め結構自動引き去りができないものが多くて不便を感じています。
ということで、スルガ銀行を考えています。
理由は、セブン銀行などでATM手数料無料が決めてでした。

今日の本:お勧めです!

月の扉 (文庫)
石持 浅海

那覇空港でハイジャックが発生。
犯人は数日前逮捕された自分たちの集団のリーダーである、師匠を空港につれて濃いと要求した。
ところが、ハイジャックの機内では別の殺人が発生した。
恋人と乗り合わせた通称「座間味くん」が名探偵ばりに犯人について推理をすすめる。
要求どおりつれてこられた師匠と再会した犯人たち。
しかし、臨んだ輪廻転生は犯人の一人の個人的な事情により、師匠が殺害されるという結果を招く。
そして、警官により残った犯人たちも殺されてしまう。

新興宗教の教組のようだった師匠を逮捕したのは、県警の本部長の私的な理由からだった。
師匠が主催していた子どもを元気にさせるキャンプに子どもを参加させた父親。
それによって子どもを奪われたように錯誤した母親は、自分の父親である県警本部長に狂乱の中で逮捕を願った。
娘の願いを理不尽ながら断れなかった本部長は逮捕に踏み切る。

娘に対して父親は甘い、そして無力なのかもしれません。

2006年11月30日木曜日

裁判長!ここは懲役4年でどうですか

  
朝方、のどの痛みが増えたようですが会社では咳も減って回復基調でした。
と、いうわけで今夜も晩酌は欠かしません。

数年前、まだ高校生だった娘が裁判の傍聴に行きたいと言い出しました。
一応、地方裁判所に電話して、どうしたら傍聴できるか聞いてみたところ、「いつでもかのうですよ!」とあっさりした返事でした。
拍子抜けしましたが、その後両者とも熱が冷めて、結局行かないままで終わりました。

今日の本:飽きたので途中で読むのをやめました、立ち読みがおすすめ!

裁判長!ここは懲役4年でどうすか
裁判長!ここは懲役4年でどうすか 北尾 トロ

裁判の傍聴、ということは誰でもちょっと興味のあることです。
その体験談をつづったものですが、前半1/3までが限度です。
あとは、傍聴した内容が続くようで、正直飽きてしまいました。
傍聴のノウハウ本として、立ち読みまたは図書館での借本がお勧めです。

2006年11月29日水曜日

海辺のカフカ(上/下)

  
今年もあと一ヶ月です。
感傷に浸るまもなく、年末に向けてあわただしい日々がスタートしています。
まったく、暇になる日はないのかとつくづく思っていますが、失業経験のある私としては、この忙しさこそ生きている証と半分以上は感謝の日々です。

今日の本:
海辺のカフカ (上)
海辺のカフカ (上) 村上 春樹

村上春樹は今までチャンスがなく初めて読みました。
幻想と現実が入り混じるような心地よいストーリーでした。

家出した田村カフカ少年は四国高松に着き、そのうちふとしたきっかけから私設図書館に従事する。
そこで少年は昔いなくなった母親や姉の存在を知ることになる。
並行して、ナカタさんという不思議なキャラクターが田村少年の父親を殺した後、同じく四国高松に向かってくる。
殺人犯のナカタさんは警察に追われ、家で少年で父親が殺害された田村カフカ少年も警察に追われる格好になる。

結構、むちゃくちゃで飛躍のある展開ですが、ストーリーの面白さについページをめくってしまう本です。
図書館にあった「海辺のカフカ」という絵をもって、少年は家に帰ります。
田村カフカ少年と一緒に家出の旅をした気分にしてくれる楽しい本でした。

2006年11月27日月曜日

恋人たちの誤算

   
会社の机が新しくなりました。といっても私の部署が年度の最後のほうで、やっとという感じですが、ライトベージュの新しい机とブルーの椅子は結構気に入ってます。
この机にあとどのくらいいるのかな?なんてふと考えてしまいます。
実質的にはあと2ヶ月で別の部署に移ることが内々に決まっているだけに、周りにだまっていることがなかなか苦しい状況です。

今日の本:
恋人たちの誤算



恋人たちの誤算 (文庫)
唯川 恵 (著)















高校の同級生だった流美子と侑里。
著名な女弁護士事務所にどういうわけか採用された流美子は、あるとき女弁護士が出版しようとしている本の下書きについて感想を求められ、その結果ほとんど自分が書いたものを渡したところ、結果的には弁護士の名でベストセラーとなる。
だまされたと感じた流美子は次は自分の名前で出版したいと画策するがあえなく弁護士の知るところとなり、またしても自分の原稿が弁護士の名で出版されてしまう。
一方、侑里は幸せな結婚寸前で、昔の恋人のもとに走ってしまう。
貧しくても幸せな時間だったが、婚約破棄の代理人を女弁護士に依頼したことがきっかけで、夫の透を彼女に寝取られてしまう。
流美子と侑里は偶然にも女弁護士に復習しようとして事務所を訪れる。
女弁護士に刃物を向ける侑里、でも二人とも殺人にはいたらずその場を離れる。

自分の大切なものを横取りされることは、世の中では日常茶飯事です。
若い二人だから、世の中が守ってくれると思ったら大間違いです。
でもそんなことを繰り返し経験していくうちに、自分も横取りできる能力が身についてくるのです。
私が今したいこと!それは他人の大事な人を横取りすることです。

2006年11月26日日曜日

カンタン!ムダとりポケットブック

   
仕事も生活もムダだらけ!改善なんていくらでもねたがある。
という手の本がビジネス関係の棚で必ず目にします。
確かにムダばかりで反省していたのですが、こと生活に関してはこのところムダもまたいいのでは!とやや達観してきた部分もあります。



カンタン!ムダとりポケットブック―現場のムダは誰でもとれる



カンタン!ムダとりポケットブック―現場のムダは誰でもとれる (単行本)
三浦 聡彦 (著), 山田 日登志













本書は工場などの現場でムダとりを行った実施例です。
BeforeとAfterが写真になっていることや、コスト削減の算出が出ていて初心者にもわかりやすい構成になっています。
トヨタ改善方式が有名になって以後、この手のコンサルタント的な本は人気があります。
ここに出てくるPEC産業教育センターはそんなコンサルタントのひとつです。
はっきり言ってこの手のコンサルタントはあまり好きになれません。
コンサルタントがトヨタ生産方式という御旗を掲げてのぼせ上がっているように感じられるからです。
概して、お前のところの生産体制はろくでもないから我々が指導してあげよう!という態度だからです。

15年くらい前にトヨタに転職使用としたことがありました。
中途採用通知はいただきましたが、息子が入院中だったためあきらめた経緯があります。
あのとき、無理して一定たらと思うことはありますが、一方でその後に経験した外資系の仕事のやり方をみると、行かなくてよかったかな、とも思います。

ただ、同じ発想で身の回りのムダとりは必要です。
使わないものを処分したり、必要のないクレジットカードを解約したりと、今の生活にあうように最適化を行うことは新しいものを引き寄せる大切な準備だと思います。

2006年11月25日土曜日

カフーを待ちわびて

   
昨夜は風邪をおして月例の飲み会に参加です。
のどの痛みは多少ひどくなったようで、でも土日で何とかなるでしょう。
場所は焼き鳥屋、私の肉嫌いは知れ渡っていて、皆さん結構気を使ってくれました。

今日の本:

カフーを待ちわびて


カフーを待ちわびて (単行本)
原田 マハ














沖縄県与那喜島で雑貨屋を営む友寄明青。
飼い犬のカフー、沖縄の方言で「果報(カフー)」は、「いい知らせ」と「幸せ」の二つの意味がある。
ある日、明青は見知らぬ女性から手紙をもらう。
・・・遠久島の飛泡神社であなたの絵馬を拝見しました。・・・・あの絵馬に書いてあったあなたの言葉が本当ならば、私をあなたのお嫁さんにしてください。・・・
そして、「幸(さち)」というその女性は本当に明青のもとにやってきて住み着いてしまう。
美人で明るい幸に次第に引かれていく明青、その一方で島の将来をかけて開発派と守旧派の争いが激しくなっていく。
わずかな守旧派の一人だった明青はあきらめて移住を決意する。
そして、幸にプロポーズする予定だったが、幸を友人の女との勘違い情報により、幸に真実を確かめることもせずに、別れを告げる。
あとで真実を知った明青は、犬のカフーを友人に預け、いずことも去っていった幸を探しに出かける。

なぜ明青は幸が友人の女と知っただけであきらめてしまったのだろうか?
その考えの間違いに気づくのは肝心の幸がいなくなってからである。
男は女性の過去に嫉妬する。
若いときほどそれが大きいと思う。
先月行った沖縄の海を思い出しながら、自分にもこんなカフーが来ないかな、などと思っています。

2006年11月23日木曜日

手紙

  
咳がひどく昨日はほんとうに久々に酒を抜きました。
でも直らないので、今日は飲んでいます。


今日の本:
手紙
手紙 東野 圭吾

映画化された話題の一作です。
主人公の兄は弟との貧しい生活を支えているが、ある日強盗、殺人を犯して懲役刑となります。
たった一人の弟は殺人犯の兄を持ったために、高校をやめ、兄のことを隠して働きます。
そんな弟に次々と試練が訪れます。
加えてもらった音楽バンドでの活動をあきらめ、職場を追われ、家族が近所から避けられ、と。
兄は刑務所から毎月手紙を送ってきます。兄にとっては償いのつもりが、受け取る弟には忌まわしい肉親を思い出し、自分の人生を翻弄する不幸の手紙になります。
苦しんだ弟は兄に絶縁の手紙を出します。
しばらくして、弟は兄が殺した老婆の遺族に会いに行きます。
そこには兄から出されていた手紙が束になってありました。
そして、自分が絶縁した理由を兄が理解し、自己満足だったとの最後の手紙がありました。
「もう、これで終わりにしようや、お互い長かったな」と殺された老婆の息子は言いました。

視点が新鮮でした。
殺人犯の親族はある意味被害者です。
でも、世間は加害者と同一視します、そしてそれから逃れることは世間が許しません。
この種の親族は毎日のようにニュースに登場します。
結局彼らは世間から身を隠して生きていくしかないのかもしれません。
そんな絶望的な見解を、突きつけられた作品でした。

2006年11月22日水曜日

病気にならない生き方

   
咳が止まらず、まいってます。
会社の同僚が心配するので2日間休みました。
熱があるわけでもないので出社してもいいのですが、同僚たちの心配は私よりもうつされることのようで、気を使ってしまいました。

今日の本:
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める- 新谷 弘実

著者は胃腸の内視鏡手術の第一人者とあり、胃腸の状態を観察比較した結果によるものです。
胃相、腸相と呼んでいて、それを悪くする原因は、
  1. 毎日ヨーグルトを食べる・・・軽い下痢を起こしているので便秘に良いと勘違いしているだけ
  2. 毎日牛乳を飲む・・・アトピー、花粉症などの原因
  3. お茶を沢山飲む・・・タンニンのせいで萎縮性となり癌になる可能性がある
  4. 肉食・・・食物繊維がなく、脂肪やコレステロールのかたまり
  5. 胃薬の副作用・・・インポテンツの可能性あり
  6. マーガリン・・・悪玉コレステロールを増量して、癌や高血圧の原因に
  7. 薬はどんなものでも「毒」
  8. 抗がん剤よりも動物食をやめるほうが効く
  9. 酒、タバコ、大食い、食品添加物
エンザイムという言葉は最近はやりですが、これを沢山補給する食事、消費しない食事がいいわけです。
具体的には、
  • フレッシュな食物をとる
  • 穀物と野菜中心
  • 肉、魚、乳製品、卵は15%以下とする
  • 夕食は寝る前4~5時間前に終えて胃の中を空にする
  • よく噛む・・・唾液で消化が助けられる、30回以上
  • 精白米より玄米、押麦、ヒエ、アワ、キビ、アマランス、そば粉、はと麦
最後にすごいことが書いてありました。
  • 男性は75歳までは毎日朝立ちがある
  • 女性は55歳までは生理があってあたりまえ
実行しなければ意味がありませんが、元気をくれる本です。

2006年11月21日火曜日

トリアングル

ここ一週間風邪でやや不調です。
熱や鼻水、鼻づまりはないので、仕事には支障ないのですが、咳とのどの痛みで周りからは随分ひどいように見えるようです。
というわけで、本日は休みにして病院へ行った後、家でおとなしく読書三昧の時間が持てました。


今日の本:トリアングル 俵 万智

俵万智といえば代表作「サラダ記念日」で現代的な短歌の楽しみを教えてくれました。
当時は早稲田大学卒2年後でしたから、やや純粋な文学少女を勝手にイメージしていました。
そのイメージを払拭してくれたのがこの作品です。

フリーライターの薫里33歳は年上で妻子あるMと不倫関係、それに年下の圭ちゃんとも新鮮な関係が始まる。
包容力のある年上と情熱的な年下を両方を満喫しているなんともうらやましい状況です。
しかし、こういう理想的な関係はお互いの疑心暗鬼も手伝って長続きしないものです。
友人のアドバイスも、どちらか一方に決めてもう一人は世の中にお返しする、というものでした。
微妙なバランスの中、主人公の気持ちが良く伝わってきます。
そして、あちらこちらに現れる現代風短歌がそれを盛り立てているようで楽しい構成です。

主人公がどうしても俵万智本人と重なります。
男女の会話や、セックスの表現は経験がなければ書けないもの、いい経験をしているんだなと思います。

気に入った短歌は、

「文庫を開いて缶のまま飲むビール一人暮らしは旅にも似るか」
「やさしさを持てあましいる夜の電話ウルトラマンなら星に帰って」

そして、こんな甘え方が新鮮でした。

Mとセックスした後、
・・・「のど渇いたよう!」いろんなことが、なんだか照れくさくて、子どもじみた大声で言った。Mがエビアンを持ってきてくれる。「飲ませてくれえ」今日のあれこれを帳消しにしたくて、思いっきり甘えた。Mの熱い唇から、対照的にひゃっとした水が・・・・・

2006年11月20日月曜日

天使の卵

 
ラブストーリーのパターンで恋する相手が死んで別れ別れになる、という悲劇があります。
お互い生きているのに思いをぶつけられないのはなんとも情けない限りで、なにかこっちのほうが悲劇のように感じてしまいます。
恋には限りない勇気でしょうか?


今日の本:天使の卵(エンジェルス・エッグ) 村上由佳

ふとした出会いで一目ぼれした歩太は、その8歳年上の精神科医が恋人夏姫の姉とは知らなかった。
歩太と春妃は夏姫を気にしながらも恋に落ちていく。
その先は、夏姫にばれ、そしてある事故で春妃を失う。

主人公たちのエピソードは決して単純でないだけに、ストーリーの単純さがいい感じです。
恋ってこんな風に一途であるべきなんだと、改めて思わせてくれます。
ラストは決してハッピーではありませんが、それがこの恋の良さを引き立ててくれます。

映画化され、小西真奈美が春妃役です。
「ぐびなま」のCM依頼、彼女が気に入っていますが、この映画はどうかな?と思ってまだ見に行っていません。
そのうちビデオで見よう!なんて感じです。

2006年11月19日日曜日

恋空(上/下)

 
本が好きだった君に私の書評を勝手に贈ります。

今日の本:恋空〈上/下〉―切ナイ恋物語  美嘉

舞台は高校時代から大学時代。
友人を介して知り合い、恋愛関係のヒロと美嘉。
二人の未来を信じていた美嘉に突然伝えられたヒロからの絶縁。
苦しみながらも、忘れようと次の恋愛に移っていく美嘉ですが、ある日ヒロが別れた本当の理由を知ります。

現代高校生らしい能天気な会話や言葉遣いがふんだんです。
でも高校時代、大学時代の恋は相手や友人のちょっとした言葉に悩み、傷つき、の繰り返しだということは我々のときと何も変わってないようです。
ヒロと美嘉がすばらしかったのは、自分の気持ちをあきらめなかったこと!
あきらめてばかりいた自分の高校時代を思い出すと、なんてうらやましい関係でしょうか。

後半はちょっと重いですが、あまり読まない恋愛小説で久々に感動した作品でした。
近くの本屋でも相変わらず売れ筋ですが、お勧めの一品です。