咳がひどく昨日はほんとうに久々に酒を抜きました。
でも直らないので、今日は飲んでいます。
今日の本:
映画化された話題の一作です。
主人公の兄は弟との貧しい生活を支えているが、ある日強盗、殺人を犯して懲役刑となります。
たった一人の弟は殺人犯の兄を持ったために、高校をやめ、兄のことを隠して働きます。
そんな弟に次々と試練が訪れます。
加えてもらった音楽バンドでの活動をあきらめ、職場を追われ、家族が近所から避けられ、と。
兄は刑務所から毎月手紙を送ってきます。兄にとっては償いのつもりが、受け取る弟には忌まわしい肉親を思い出し、自分の人生を翻弄する不幸の手紙になります。
苦しんだ弟は兄に絶縁の手紙を出します。
しばらくして、弟は兄が殺した老婆の遺族に会いに行きます。
そこには兄から出されていた手紙が束になってありました。
そして、自分が絶縁した理由を兄が理解し、自己満足だったとの最後の手紙がありました。
「もう、これで終わりにしようや、お互い長かったな」と殺された老婆の息子は言いました。
視点が新鮮でした。
殺人犯の親族はある意味被害者です。
でも、世間は加害者と同一視します、そしてそれから逃れることは世間が許しません。
この種の親族は毎日のようにニュースに登場します。
結局彼らは世間から身を隠して生きていくしかないのかもしれません。
そんな絶望的な見解を、突きつけられた作品でした。
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