2007年11月20日火曜日

愛の法則

牡蠣は大好物なのですが、ここのところカキフライは衣の厚いものばかりでやや敬遠気味でした。
先日も丸ビルへ行きましたが、結局衣の薄いカキの天ぷらを選択しています。
ところが、たまたま伊勢丹に行ったところ、結構いい店ばかりが入っているレストラン街で洋食屋がありました。
思い切ってカキフライを注文したところ、衣が薄く大粒のカキが食べれました。
やはりいい店で食べないとだめだな、とつくづく感じました。

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F) 米原 万里

著者は同時通訳者でしたが、がんで昨年亡くなりました。
この本は、「愛の法則」から思い浮かべるような話と、なかなか英語が上達しない我々のような人に向けた同時通訳者としての英語観というまったく異なる内容が一冊に入ってます。
まず、
「女が本流、男はサンプル」
子供を産むという種の保存の役割はメスが担っています。
ならばメスだけでいいのでは、なぜオスは存在するのでしょうか?
答えは世の中に適応するかどうかを確かめるサンプルとしての役割。
背が低かったり、体重が多かったり、性格異常だったり
個体間の差は女より男のほうがはるかに大きい、すなわち生き延びられるかどうかのサンプルとして存在しているという考え方です。

また、同時通訳者としては、
  • 国際会議では同時通訳というが、ロシアがしゃべった場合、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語には同時通訳されるが、日本語は英語から訳す。逆に日本がしゃべった場合もまず英語に訳され、それからほかの言語に訳される。
  • 帰国子女はしゃべれるが同時通訳者にはなれない。なぜなら語彙が700語あれば日常生活に苦労しないが、同時通訳ではその分野の専門用語も含め膨大な語彙力を要求される。
  • 辞書を引いて本を読むと語彙力はつかない、わからない単語の意味は前後の文脈から自然に浮かび上がってくるもの、そうすると語彙力がつく。
  • 父親の転勤で小学校時代に在住したソビエトでは、図書館で借りた本を返すときに先生からどんな内容が書いてあったかの要約を求められる、それにより立体的な読書が習慣になった
講演録なのでまじめな話もありますが、
すべての男は3種類、寝てみたい・まあ寝てもいいかな・絶対に寝たくない
などという率直な話ももりこまれていて、飽きない内容です。

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